CleanMyMacを買おうとして、料金ページで手が止まった人は多いと思います。

サブスクリプションと一括購入が並んでいて、一括購入の方が明らかに高い。年$39.95か、一度$89.95か。「長く使うなら一括の方が得だな」と考えるのが自然です。

ただ、その一括購入には条件があります。

一括購入は「今のメジャーバージョン」まで

公式のサポート情報によると、購入形態ごとの違いはこうなっています。

  • サブスクリプション:現在のバージョンのアップデート + 将来のメジャーバージョンへのアップグレード
  • 一括購入現在のメジャーバージョンのアップデートとバグ修正のみ

つまり、一括購入で買ったCleanMyMacは、次の大きなバージョンが出たときにそのままでは上がれません。実際、CleanMyMac Xの一括ライセンスを持っていた人が、新しいCleanMyMacへ無償で移行できなかった、という経緯があります。

これは珍しいモデルではありませんし、隠されているわけでもありません。ただ、「買い切り=ずっと最新版が使える」と理解して買うと、数年後に想定外の出費になります。

macOSは毎年更新されます。クリーナーはOSの内部構造に依存する種類のアプリなので、古いバージョンを使い続けるのは、他のカテゴリのアプリより不安が大きい。結果として、多くの人は数年ごとに買い直すことになります。

5年でいくらになるか

1台向けのプランで、単純に並べてみます。

CleanMyMac MacSide AI 約¥32,000 サブスクリプション (年$39.95 × 5年) 約¥28,800 一括購入 $89.95 + 途中で1回買い直し ¥9,800 買い切り (追加費用なし) いずれも1台向け・5年間の合計。1ドル=160円換算。
左のCleanMyMacは、支払い方を変えても5年でほとんど差がつきません。一括購入がサブスクより安く済むのは、年間で数百円ぶん程度です。

一括購入とサブスクの差は、思ったほど大きくありません。「一括にすれば安く済む」という直感は、メジャーバージョンの買い直しを勘定に入れると崩れます。

そもそも、機能はどこまで必要か

金額の前に、確認したいことがあります。CleanMyMacの全機能が必要なのかという点です。

CleanMyMacには、容量の掃除以外にも多くの機能があります。マルウェアスキャン、アプリのアンインストーラ、メンテナンススクリプト、起動項目の管理、大容量ファイルの検出、プライバシー関連の削除。総合メンテナンスツールとして設計されています。

一方、実際に人が起動する理由の大半は、たったひとつです。

「起動ディスクがいっぱいです」と言われたから。

容量を空けたい。それだけ。マルウェアスキャンのためにCleanMyMacを開く人は、そう多くありません。

もし自分がその「容量だけ」の層なら、選択肢は変わります。

CleanMyMacMacSide AI
不要ファイルの削除
アプリのアンインストール○(残骸も提示)
マルウェアスキャン
メンテナンススクリプト
起動項目の管理
クリップボード・OCR・AI・画面収録など
価格年$39.95 または 一括$89.95〜¥280/月 または ¥9,800 買い切り

マルウェアスキャンや詳細なメンテナンスが必要なら、CleanMyMacの方が向いています。 ここは正直に書きます。掃除以外の機能を目的に買うなら、比較する意味がありません。

「消して大丈夫か」という不安の方が本題

クリーナーで本当に怖いのは、値段ではなくやりすぎることです。

何が消えるのかよく分からないまま「クリーンアップ」を押して、あとから必要なファイルが消えていたと気づく。この不安があるから、多くの人はクリーナーを入れたまま使わなくなります。

MacSide AIのクリーナーは、この点を優先して設計されています。消していいものだけを見せるホワイトリスト方式、完全削除ではなくゴミ箱まで、そして迷ったらAIに「これ消して大丈夫?」と聞ける。詳しくはMacクリーナーの記事に書きました。

容量を空けたいだけなら、必要なのは多機能さより安心感です。

買う前に確認したい3つのこと

  1. 一括購入の条件を、公式ページで読む。 次のメジャーバージョンが含まれるかどうかを確認してください。ここを誤解したまま買うのが、いちばんもったいない。
  2. 掃除以外の機能を使う予定があるか。 マルウェアスキャンや起動項目の管理が目的なら、CleanMyMacです。
  3. 他にも小さなアプリを買い足していないか。 クリーナーだけの比較なら差は小さいですが、キャプチャやクリップボードにも別々に払っているなら、合計で見た方が判断しやすくなります。

よくある質問

CleanMyMacの一括購入は損ですか

損ではありません。数年単位で見ればサブスクとほぼ同額です。ただし「一度払えば永久に最新版」ではないので、その前提で判断してください。

買い直しは必ず必要ですか

古いバージョンも動き続けます。ただしmacOSが更新されるたびに互換性の不安が出るため、実際には買い直す人が多くなります。

MacSide AIのクリーナーで十分ですか

「容量を安全に空けたい」という目的なら足ります。マルウェアスキャンや詳細なシステムメンテナンスは対象外です。

アプリのアンインストールはできますか

アプリを削除したあとに残る設定ファイルなどの置き土産を提示できます。

併用はできますか

できます。ただし同じキャッシュを両方から削除しようとする必要はないので、どちらか一方で運用するのが分かりやすいはずです。

「買い切り」という言葉を、条件込みで読む

買い切りは安心する言葉です。毎年の請求がない。値上げに巻き込まれない。使い続けられる。

ただ、買い切りにも種類があります。 今のバージョンだけのものと、その後の更新も含むもの。前者を後者だと思って買うと、数年後に「また払うのか」となります。

CleanMyMacを検討しているなら、まず料金ページとサポート情報を読んでください。そのうえで、自分が使うのが掃除機能だけなのかを考える。この2つを確認してから決めれば、どちらを選んでも後悔しにくくなります。