画像まわりの作業には、ひとつ共通点があります。どれも本題ではないということです。
資料に貼る画像が重いから縮める。スクショに個人情報が写っているから隠す。商品写真の背景を抜く。「ここを見て」と伝えるために矢印を引く。ファイル形式を変える。
どれも数分で終わる作業です。でも、そのたびに違うツールを開くことになります。圧縮はあのWebサービス。モザイクはプレビュー。背景透過は別のサイト。矢印は……結局スライドに貼って引く。
そして厄介なのは、Webサービスに画像をアップロードしていることです。社内資料のスクショ。顧客の写真。契約書の一部。開発中の画面。深く考えずにドラッグしたその画像が、どこかのサーバーに送られています。
MacSide AIは、これらを全部Macの中で完結させます。
全部が、ひとつの流れの中にある
動画の流れを追うと、この機能の設計思想がわかります。
まず、クリップボードのパネルに画像が置かれています。general という名前のPNGで、サイズと解像度(1408×768)が表示され、その横に 変換 ボタンと OCR検出文字 ボタンが並んでいます。
つまり、画像がパネルに入った時点で、形式を変える・文字を読み取る・編集するという選択肢が全部そこにあります。ファイルを探して、右クリックして、「このアプリケーションで開く」を選ぶ、という工程がありません。
そのまま編集画面を開くと、上部にツールバーが並びます。選択、切り抜き、図形、直線、矢印、ペン、テキスト(ああ)、モザイク、全画面、そして背景処理。
動画では、赤い手描きの丸で注目箇所を囲み、そのあとモザイクツールでぼかしをかけています。モザイクには粒度のスライダー(動画では18)が付いていて、右上の 保存 で書き出します。
送る前に軽くする、をワンステップに
画像が重いことの実害は、思っているより広い範囲に及びます。
Slackに貼ると読み込みが遅い。メールに添付すると送れない。資料に何枚も入れるとファイルが開かなくなる。Webサイトに載せると表示が遅くなり、検索順位にも効いてくる。GitHubのissueに貼ると、他の人のページが重くなる。
だから縮めるわけですが、ここで多くの人がやることは決まっています。圧縮サービスをブラウザで開いて、画像をドラッグして、待って、ダウンロードして、元のファイルを消す。
MacSide AIでは、画質を落とさずに圧縮とリサイズができます。しかも対象は画像だけではなく、動画・PDF・GIFも同じように扱えます。
ここで大事なのは、画像がすでに手元のパネルにあることです。Webサービスの場合、まず画像をファイルとして保存し、それをブラウザにドラッグし、結果をダウンロードフォルダから拾い直す必要があります。撮ったスクショをそのまま圧縮したいだけなのに、ファイルの往復が3回発生します。
「見せたくない部分」を隠すのは、思っているより頻繁
モザイクとぼかしは、地味ですが使わない日がない種類の機能です。
- 管理画面のスクショから、顧客名とメールアドレスを隠す
- 不具合報告のスクショで、他の案件のタイトルを消す
- 画面共有用の資料から、金額欄だけ伏せる
- SNSに載せる画面から、アカウント名を消す
- 請求書のスクショから、口座番号を隠す
これを標準のプレビューでやろうとすると、意外と面倒です。黒い四角を上に置く、という方法は使えますが、四角を描くツールを選んで、色を黒にして、サイズを合わせるという手順が要ります。しかも黒い四角は、見た目として少し乱暴です。
モザイクなら「ここは伏せてあります」という意図が伝わりつつ、資料としての体裁も保てます。粒度をスライダーで調整できるので、うっすら隠すことも、完全に潰すこともできます。
背景透過を、アップロードなしで
背景を抜きたい場面も、日常的にあります。商品写真をLPに載せる。人物を切り抜いて資料に置く。ロゴを別の背景に重ねる。アイコンを作る。
これまでの選択肢は、だいたい2つでした。Photoshopで自分で抜くか、Webの背景除去サービスに画像をアップロードするか。前者は時間がかかり、後者は画像を外部に送ることになります。
MacSide AIのAI背景透過は、被写体を自動検出してワンクリックで背景を透明にします。処理はMacの中で行われるので、画像がどこかへアップロードされることはありません。
商品写真や、人物が写った素材、開発中の画面を扱う人にとって、この差はかなり大きいはずです。「便利だから使っているけれど、本当はこの画像を上げたくない」という状態から降りられます。
注釈は、伝えるためのもの
矢印、四角、テキスト、手描きのペン。この4つがあれば、画像で伝えたいことのほとんどは伝わります。
動画で使われているのは、手描きの赤い丸です。きれいな図形より、手で描いた丸の方が「ここを見て」という意図が強く伝わることがあります。バグ報告や修正指示では、正確さより「どこの話か」が瞬時にわかることの方が大事です。
注釈が効くのは、こういう場面です。
- バグ報告:崩れている箇所を丸で囲んで、開発に渡す
- デザインの修正指示:矢印とテキストで、どこをどう直すか示す
- 操作説明:押すボタンを四角で囲む
- レビュー:気になった箇所に、その場でコメントを書き込む
文章で「ヘッダーの右側にある、上から2番目のアイコンの色が違う」と書くより、丸をひとつ描いた方が速い。これはほぼ常に成り立ちます。
Webサービスに画像を上げなくていい、という価値
ここまで挙げた作業は、どれも無料のWebサービスで代替できます。圧縮も、背景透過も、モザイクも、検索すればすぐ見つかります。
問題は、そこに何を上げているかです。
社内システムのスクリーンショット。顧客とのやり取りが写った画面。まだ公開していない製品のUI。契約書。健康診断の結果。子どもの写真。
「業務で使うツールは会社が承認したものだけ」というルールがある組織なら、そもそもWebの画像加工サービスは使えません。ルールがない組織でも、送っていい画像かどうかを毎回判断するのは、それ自体が負担です。
MacSide AIでの処理は、Macの中で完結します。判断そのものが要らなくなります。
こんな場面で効きます
- ブログやLPに載せる画像を、表示速度のために軽くする
- 不具合報告のスクショから、無関係な情報を隠して開発に渡す
- 商品写真の背景を抜いて、資料やページに配置する
- デザインの修正指示を、画像に直接書き込んで返す
- Slackに貼る画像を、貼る前に縮める
- 手順書用のスクショに、押す場所を示す四角を入れる
- 顧客に見せる画面から、他社名だけ伏せる
よくある質問
圧縮すると画質は落ちますか
画質を保ったまま容量を落とす方式で処理されます。用途に応じてリサイズと組み合わせると、さらに軽くできます。
画像以外も圧縮できますか
動画・PDF・GIFも同じように圧縮できます。
モザイクの濃さは変えられますか
スライダーで粒度を調整できます。うっすら隠すことも、完全に潰すこともできます。
背景透過はどんな画像でも使えますか
被写体を自動検出して背景を透明にします。人物や商品のように輪郭がはっきりしたものが得意で、髪の毛の細部や透明な素材は苦手な場合があります。仕上がりは画像によって変わるため、重要な用途では結果を確認してください。
画像はどこかにアップロードされますか
処理はMacの中で行われます。Webの画像加工サービスのように、画像を外部へ送る必要がありません。
雑用は、まとめて短くするしかない
画像の圧縮も、モザイクも、背景透過も、単体で見れば数分の作業です。「たいしたことない」と思えるからこそ、改善されないまま何年も続きます。
でも、数分の作業を1日に3回、週5日やれば、月に5時間近くになります。しかもその5時間は、成果物に何も足していません。画像が重かった、という理由だけで発生している時間です。
MacSide AIは、この種の作業をひとつの場所にまとめます。画像はクリップボードのパネルにある。そこから圧縮も、編集も、変換も、文字の読み取りもできる。別アプリを探さず、Webサービスに上げず、ダウンロードフォルダを漁らずに済む。
派手な機能ではありません。でも、雑用の総量が減ると、1日の終わりの疲れ方が変わります。